【ビットコインってなに?】仕組み・将来性を初心者にもわかりやすく解説!

mahiro
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  • ビットコインってそもそもなに?仮想通貨=ビットコイン?
  • 暴落して大損する人が多いイメージだけど、安全なの?
  • 将来性はあるの?

「ビットコイン」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

価格が暴騰した、暴落したなどの話題で、ネット上でたびたび盛り上がっていますよね。

しかし、ビットコインの仕組みや特徴については理解の浅い人が多いです。

仮想通貨とビットコインが同じものだと思っている人もいるでしょう。

ぼくは2020年にビットコインに興味をもち、勉強もせずにいきなり150万円を突っ込んでしまいました

その結果、一週間後にほぼ半分の価格になりました…

そこでこの記事では、ビットコインの仕組み・将来性について、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読めば、ビットコインが何者なのかを理解でき、分散投資の選択肢としてビットコインを選んでみようかな~、と思ってもらえるでしょう。

長めの記事になっていますが、興味がありそうなところだけでもぜひ読んでみてください!

仮想通貨の基礎を解説した記事もあるので、お時間があれば読んでみてください。
(どちらを先に読んでも問題ありません)

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五十嵐マヒロ
五十嵐マヒロ
Webライター/仮想通貨投資家
Profile
27歳Webライター。
仮想通貨歴4年。
950万円以上運用中、総資産1,700万円。

2020年に仮想通貨を知り、150万円分のビットコインを買うが1週間後に半分近くまで暴落。
その後、1日4時間勉強を8ヶ月ほど続け、含み損を含み益に変えることに成功しました。

ポートフォリオはイーサリアム7割、その他3割。
今後もイーサリアムを中心に運用していく予定です。

そもそもビットコインってなに?

まずビットコインとはなにか、を見ていきましょう。

特定の管理者がいない世界初の仮想通貨

ビットコインとは?

ずばり「特定の管理者がいない世界初の仮想通貨」のことです。

ビットコインは仮想通貨なので、もちろんブロックチェーンが使われています。

「いやいや、話についていけん!仮想通貨?ブロックチェーン??」
となっちゃいますよね。

大丈夫です。
まずはビットコインの歴史と照らし合わせて、理解していきましょう。

なぜビットコインは誕生したのか?

ブロックチェーンとは「特定のだれかに頼らずに情報を管理する技術」です。

ネットワーク上の取引履歴は鎖のようにつながって記録されます。
(取引履歴=ブロック、鎖=チェーン)

分散型台帳とも呼ばれており、銀行のようなひとつの管理機関ではなく、ネットワークに参加する世界中のコンピュータで情報を共有・管理します。

むずかしいですね…笑

まあかんたんにいうと「だれかに頼るのではなく、みんなで管理しよう」ということですね。

取引のときに特定の管理機関が行う手続きもいりません。

ブロックチェーンのメリット
  • 特定の人や組織を信頼する必要がない
  • 余計な手続きがないため、取引がスムーズに進む
  • 世界中に分散されているので、ネットワークがとまらない
  • データの改ざんがほぼ不可能

ブロックチェーンという技術自体はビットコインの誕生前からあり、世界の研究者はどうにかうまく活用できないか、試行錯誤していました。

そんな中、サトシ・ナカモトと名乗る謎の人物が、2008年にインターネット上でひとつの論文を公開します。

この論文には「ブロックチェーンを活用した、だれにも管理・支配されないデジタル通貨」である仮想通貨について書かれていました。

そして2009年1月、世界初の仮想通貨ビットコインが誕生しました。

どういう仕組みなの?

さて、ビットコインが管理者のいない通貨ということはわかりました。

ここではビットコインがどうやって成り立っているのかを見ていきます。

ブロックチェーンによって分散化されている

ビットコインのネットワークはブロックチェーンによって分散化されています。

いちばん偉い人がなんでも決める!
ということはなく、参加者みんなで取引を承認したり、データが正しいかを証明したりします。

多数決で合意をとるような感じですね。

そして正しいデータを参加者みんなで所有するので、だれかがデータを改ざんしようとした場合、世界中に分散されたデータの半分以上を書き換える必要があります。

しかし、そんなことを行うのはほぼ不可能なので、ビットコインのセキュリティは維持されるのです。

世界中のコンピュータの計算によってセキュリティが保たれる

では、どうやって多数決をとっているのか?

用いられるのは計算量です。

世界中のコンピュータが個々に大量の計算を行い、ハッシュ値と呼ばれる正解を探します。

ハッシュ値とはランダムに英数字が並んだものですが、単にパスワードと覚えてもらって大丈夫です

上の図のようにハッシュ値は、前ブロックのハッシュ値と現ブロックの取引履歴から求められ、正解のハッシュ値が見つかるとだれもが正解だと確認できます。

正解のハッシュ値は非常にたくさんの計算を行わないと見つけられず、不正などはできません。

正解のハッシュ値を見つけた=非常にたくさんの計算を行った」と証明され、取引承認やブロック生成を行えます。

このシステムを「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)=計算量の証明」といいます。
(直訳すると仕事の証明になりますが、PoWでは仕事=どれだけ計算したかとなります)

正解のハッシュ値を見つけた人は、新たに発行されたビットコインが報酬としてもらえます。

むずかしい話になってしまいましたね。笑

かんたんにまとめます。

  • 計算をして、いちばん先に正解を見つける
  • 正解を見つけた人は取引を承認し、新たなビットコインをもらう
  • 膨大な計算によって、ビットコインのセキュリティは保たれる

以上がビットコインを支えるPoWの仕組みです。

ブロックチェーンについては、こちらでくわしく解説しています。

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ビットコインのメリットは?

ビットコインの仕組みはなんとなくわかってもらえたと思います。

次にビットコインのメリットをお伝えします。

海外送金が一気にラクになる

ビットコインでは、円やドルなどの法定通貨と同じように決済や送金を行えます。

その際、中央集権機関をはさむことなくやり取りができるので、余計な手続きや手数料はかかりません。

特に海外送金の場合。

普通であれば銀行を経由して送金しますが、手数料が高く、時間もかかってしまいます

また、世界の貧しい国などでは自分の銀行口座をもっていない人たちもいます

海外へ出稼ぎに行っても母国へお金を送れない、となることもあります。

しかし、ビットコインを利用できる環境さえあれば、海外送金は一気にラクになります!

銀行を使わなくていいので安く・早くお金を送れます。

ストレスなく、ボーダーレスにやり取りができますね。

透明性、匿名性が高い

すべての取引内容を世界中のコンピュータで分散して管理するため、不正な取引はすぐにバレます。

また、世界中のだれでもブロックチェーンに記録されている取引履歴を見れます

「世界中の人が見れるってことは、プライバシーは守られないってこと?」

そう思った人もいると思います。

ただ、公開されるのはアドレスのみで、名前などはわかりません。

ブロックチェーンによって、透明性と匿名性が両立できるのです。

セキュリティが強い

仮想通貨のセキュリティはブロックチェーンによって保たれていますが、その中でもいちばん強固なのがビットコインです。

ビットコインは仮想通貨の原点であり、世界中で普及・管理されています。
圧倒的な分散性を誇っている

そのため不正やハッキングを行うには、世界中に分散されているコンピュータを対象にしなければなりません。

世界規模のネットワークを脅かすことはほぼ不可能です。

中央集権機関がないため、価値がなくなる可能性が限りなく低い

ビットコインは基本的にだれにも管理されないので、どれだけ各国に規制されようと、世界中に分散されたネットワークをとめることはできません。

また、余計な仲介をはさまないので、スムーズな取引に惹かれる人がどんどん増えています。

テクノロジーの進歩はとめられないので、価値がなくなる可能性も低いです。

デジタルゴールドとしての価値がある

最後はビットコインの投資価値について。

ビットコインには発行上限枚数があり、2100万枚と決まっています。

数が有限であることから「デジタルゴールド」とも呼ばれますね。

ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれる理由

デジタルゴールドという言葉は、現実世界の金(きん)が由来となっている。

金は地球上で限られた量しか存在しておらず、貨幣や商品として長い間使われてきたことから、価値が安定している。
そのため、投資家がリスク分散として保有することも多い。

発行上限が定められているビットコインは、まさにデジタル版の金(デジタルゴールド)として認識されている。

ビットコインの人気が高まっていることから、近年では特に投資家が優先して保有することが増えています。

世界中の投資家から注目されればされるほど価格は上がっていき、一般の人もその価値に気づき始めるでしょう。

ちなみに2023年4月時点で、すでに約1900万枚が発行されています。

ビットコインのデメリットは?

ビットコインのメリットをいくつかお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。

ネットワークの維持に国1つ分の電力が必要

ビットコインのネットワークはPoWによって維持されます。

世界中のコンピュータがとてつもない計算を要求されるので、コンピュータを稼働させ続けるために膨大な電力が必要になりますね。

実は、ここで必要な電力量はオランダ1ヶ国分の消費電力に匹敵するといわれています。

そのため、ネットワーク維持によるCO2排出量が環境に悪影響を与えてしまうのです。

この問題はビットコイン普及の大きな壁になっています。

処理速度が遅い

ビットコインの処理速度は1秒間に7件です。

いまいちピンときませんよね…

どれくらいかというと、クレジットカードの500倍以下です。
(クレジットカードは4000件ほど)

ただクレジットカードより圧倒的に遅いから使えない、ということはなく、そもそも純粋な競合ではないでしょう。

ビットコインの競合は他の仮想通貨です。

時価総額2位のイーサリアムは15件でビットコインの2倍以上ですし、ものによっては1秒間に4500件や50000件の速度を誇ります。

このように他の仮想通貨にくらべると、ビットコインの遅さが目立ってしまいます。

自分でしっかり管理する必要がある

利用するユーザーのミスでビットコインを紛失してしまう可能性があります。

違う送金先へ送ってしまった、秘密鍵を紛失してしまった、などです。

秘密鍵と公開鍵について

秘密鍵:個人がもつ非公開の鍵
公開鍵:取引相手に公開する鍵

ユーザーは秘密鍵によって自身の資産保有量を確認したり、送金を行うことができる。そして公開鍵によって、相手からの送金を受け取ることができる。

秘密鍵は非公開のため、絶対に他者に教えてはならず、忘れてしまって(紛失して)はならない
紙に書いて厳重に保管する、などの対策が必要になる。

ビットコインを含め、仮想通貨を取り扱う場合は自分でしっかり管理する必要があります。

将来性ってどうなの?

ビットコインが今後どのくらい普及するのか、そして価格は長期的に上がっていくのか、気になるところだと思います。

ぼくの予想を交えながら話していきます。

4年に一度、仮想通貨バブルが起こっている

「ビットコインの取引承認に貢献した人は、新たに発行されるビットコインがもらえる」

ビットコインの取引承認をする人たちを「マイナー」と呼びますが、実はこのマイナーがもらえるビットコインの量は、4年に一度、半分に減ります。

これを「半減期」といいます。

マイナーの報酬が半分になってしまいますね…

そして、マイナーの報酬が半分になるとは、ビットコインが増える量も半分になるということです。

これがなにを意味するかというと、需要に対して供給が下がり、その影響で価格が一気に上がりやすい、ということです。

「仮想通貨バブル」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

仮想通貨が爆上がりし、世間が騒ぎ出す現象です。

実はこの仮想通貨バブルは、ビットコインの半減期によって4年に一度起こっているのです。

4年ごとに、億り人や大損する人がたくさん出てきます。

また、半減期については仮想通貨に触れているすべての人が知っています。

そのため、半減期の前年に買われることが多く、価格が上がりやすい状況ができるのです。

以下では2021年バブル時の運用成績を紹介してるので、興味があればぜひ。

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価値の保存手段として右肩上がりが続く

日本ではあまりないですが、海外ではビットコインを筆頭に、仮想通貨で決済できるお店が着々と増えています。

仮想通貨、もっというとブロックチェーンの開発は日々進んでいるので、今後もより普及していくことはまちがいないでしょう。

普及すればするほど、必然的に価格は上がっていく。

そのときに業界を引っ張っていくのは、仮想通貨の王様であるビットコインでしょう。

ビットコインは価値の保存手段として右肩上がりが予想されているよ!

法定通貨として採用され始めている

近年、ビットコインを自国の法定通貨として採用する動きが少しずつ出てきています。

日本は法定通貨としてを採用していますが、世界中の国が必ずしも独自の法定通貨をもっているわけではありません。

エルサルバドルでは過去に自国通貨としてコロンを使っていましたが、2001年に米ドルが法定通貨になったことで、コロンはほぼ流通しなくなりました。

そこで2021年9月、「ビットコイン法」を施行し、ビットコインを法定通貨として採用したのです。

このようにビットコインを法定通貨として採用しようと考える国は、今後も出てくるでしょう。

さまざまな国がビットコインを認めれば認めるほど使用できる機会は増え、価格も上がっていくと思われます。

ちなみにエルサルバドル以外では、中央アフリカがビットコインを法定通貨にしています。

どこで買えるの?

仮想通貨を買うには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。

コインチェックかGMOコインがオススメ

日本にはたくさんの仮想通貨取引所がありますが、数が多すぎてどれを選んでいいか判断できない人もいると思います。

そういった人にはコインチェックGMOコインがオススメです。

初心者でも使いやすく、つみたてなどの機能も充実しているからです。

くわしくは以下の記事で解説しているので、ぜひ見てみてください。

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まとめ

今回はビットコインがどういったものかを解説しました。

ざっとおさらいします。

知っておきたいビットコインの基礎
  • 特定の管理者がいない世界初の仮想通貨
  • ブロックチェーンを用いた、だれにも支配されないデジタル通貨として考案された
  • 世界中のコンピュータの膨大な計算によってセキュリティが保たれる
  • 決済、送金、価値の保存手段として注目されている
  • 圧倒的な透明性やセキュリティを誇る
  • 速度や環境問題がデメリットとしてある
  • 価値の保存手段として値上がりが期待される
  • 法定通貨として採用され始めている
  • 仮想通貨取引所の口座を開くことで売買できる

この記事でビットコインのすべてを書き切れたわけではありませんが、大事な部分はお伝えできました。

今回の内容以外で興味がでてきた部分については、ぜひご自身でも調べてみてください!

ビットコインに次いで人気のイーサリアムについても解説しているので、興味があればぜひ読んでみてください。

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ABOUT ME
五十嵐マヒロ
五十嵐マヒロ
Webライター/仮想通貨投資家
27歳Webライター。
仮想通貨歴4年。
950万円以上運用中、総資産1,700万円。

2020年に仮想通貨を知り、150万円分のビットコインを買うが1週間後に半分近くまで暴落。
その後、1日4時間勉強を8ヶ月ほど続け、含み損を含み益に変えることに成功しました。

ポートフォリオはイーサリアム7割、その他3割。
今後もイーサリアムを中心に運用していく予定です。
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