【ほったらかしで3.8倍】ビットコインを1年放置してみてわかった長期保有のメリット
- 「ビットコインはほったらかしで稼げるよ」って友人が言ってたけど、本当?
- 長期保有のメリットだけじゃなくデメリットもおさえておきたいんだけど…
- ほったらかし投資に向いてる取引所や具体的な運用方法を教えてほしい!
「ビットコインをほったらかしにしておくだけで稼げる」なんて怪しい話だと思ってしまいますよね。たしかに、ビットコインは暴落のイメージが強いので、実際に投資するとなるとなかなか勇気が出ない人が多いです。
この記事では、ビットコインを買って3年以上放置している僕が、以下の内容についてくわしく解説します。
- ビットコインのほったらかし投資は本当に儲かるのか
- ほったらかしにするメリットとデメリット
- どんな人が向いているのか
ほったらかし投資を実践すれば、あなたの精神的なストレスをかなり減らせるでしょう。これから仮想通貨で利益を出したい人には、とてもおすすめの投資手法です。
逆にほったらかし投資を理解しておかないと、短期トレードで疲弊し、お金と時間だけがどんどん奪われてしまいかねません。
安全な運用方法を知って、あなたの投資戦略をより強固なものにしてみてください!
【結論】ビットコインのほったらかし投資は儲かる
結論からいうと、ビットコインのほったらかし投資は儲かります。なぜなら価格が長期的に上がりつづけているからです。(2024年4月時点)
ビットコイン価格は暴騰と暴落をくり返しながら、以下のように成長してきました。
- 5年で27.5倍(40万円→1,100万円)
- 10年で157倍(7万円→1,100万円)
- 15年で1億5,000万倍(0.07円→1,100万円)
右肩上がりに成長しているため、一度買って放置しておくだけで、数年後に何十倍となっていることもあります。
仮想通貨を始める第一歩として、ビットコインのほったらかし投資は非常にハードルが低く、初心者でも続けやすい投資法といえるでしょう。
【実例】ビットコインを買って1年放置したところ3.8倍になった!
僕が2023年2月に買ったビットコインを1年放置した結果、価格がなんと3.87倍になりました!
ビットコインは2023年2月時点で284万円でしたが、約1年後の2024年4月に1,100万円まで上がりました。その結果、購入した2万円分のビットコインは、3.87倍の7万7,000円になったのです。(一瞬ではありますが……笑)
このように放置していたビットコインが、思いがけず大きな利益をもたらすことも珍しくありません。
すべてのほったらかし投資が成功するわけではありませんが、ビットコインはほかの銘柄と比較して安定しています。情報を集め、リスク管理しながらチャレンジしてみてください。
ビットコインをほったらかしにするメリット4選
ここまででビットコインのほったらかし投資は、リスクをおさえて利益を出しやすい投資法だとわかってもらえたと思います。
この章では、ビットコインのほったらかし投資を行う具体的なメリットを4つ解説します。
- 長期的な値上がりが期待できる
- 初心者でも簡単にできる
- 精神的な余裕を持てる
- 保有している間は税金や取引手数料がかからない
1.長期的な値上がりが期待できる
ビットコインの価格は長期的に見ると上昇傾向にあります。
実際に、過去数年間でビットコインを我慢強く保有していた人は、2024年4月時点で大きな利益を出せています。
ビットコイン価格が上がり続けている理由として、以下が挙げられます。
- ビットコイン決済を取り入れる企業が増えている
- 「デジタルゴールド」として投資家に好まれている
- ブロックチェーンに対する評価が高まってきている
2024年1月にアメリカで、ビットコイン現物ETF(ビットコイン価格に連動するよう設計された上場投資信託)が承認されたことで、何億ドルもの資金が毎日のようにビットコインに流入してきています。
今後も価格が伸びていく可能性が高いため、ほったらかし投資をしている人は、長期的な値上がりの恩恵を受けやすいのです。
2.初心者でも簡単にできる
ビットコインのほったらかし投資はチャート分析の知識がいらないため、初心者でも簡単にできます。
以下の画像をご覧ください。
短期売買をしている人は常にチャートに張り付き、相場を分析しつづけます。専門知識が必要不可欠であるため、初心者には向いていません。
一方、ほったらかし投資は長期保有が前提であるため、チャート分析など難しい知識はいりません。値動きを気にすることなく、普段どおりの生活を送れます。
ほったらかし投資は初心者にもやさしいのです。
3.精神的な余裕を持てる
ほったらかし投資は日々の値動きを気にする必要がないため、精神的な余裕を持てます。
投資で失敗してしまう人は、暴落に耐えられず焦って売ってしまいがちです。
僕は2020年にはじめてビットコインを買いましたが、暴落に耐えられずほとんど売ってしまいました。もちろん利益は出ていません…
(その後に買ったものは、今も長期保有できています)
一方、完全放置であればチャートを見る必要がなく、焦って売ることもなければ、不安を感じることもないでしょう。投資において最強の精神状態を保てます。
4.保有している間は税金や取引手数料がかからない
ビットコインのほったらかし投資を行っている間は、税金や取引手数料がかかりません。
日本ではビットコインを売却して利益が出ると、税金がかかります。しかし、ほったらかし中はそもそも売ることがないため、利益が確定しないのです。
参考:暗号資産に関する税務上の取扱いについて
また、追加でビットコインを買わなければ、取引手数料はかかりません。
税金や手数料がかからないため、ほったらかし投資を維持するための資金は0円で済みます。
ビットコインをほったらかしにするデメリット3選
次にビットコインのほったらかし投資を行うデメリットを3つ解説します。
- 利益が出るまで時間がかかる
- 価格が暴落しても保有しつづける必要がある
- 売るタイミングが難しい
1.利益が出るまで時間がかかる
ほったらかし投資は長期的な値上がりを期待するものであり、短期的に利益を出したい人には向いていません。もちろん、買ってすぐ利益が出る人もいますが、なかなかそうはいかないものです。
僕もビットコインを買って放置していますが、含み益がはじめて出たのは、購入してから半年後でした。
短期間での大きな利益は期待せず、長期的な目線をもつことが大事です。焦らずゆっくりと取り組みましょう。
2.価格が暴落しても保有しつづける必要がある
ビットコイン投資をしていると、予測できない価格変動によって、暴落を経験することが何度もあるでしょう。
しかし、ほったらかし投資をしているときは、焦って売ってはいけません。自分の投資戦略に自信を持ち、何がなんでも保有しつづけなければならないのです。
むしろ「暴落はチャンス!」と割り切って、買い増ししてみるのもいいでしょう。暴落時に安く買えれば、平均取得単価を下げられますからね。
投資は冷静に、計画的に行いましょう。
3.売るタイミングが難しい
ビットコインの長期保有は、最適な売却タイミングを見極めるのがとても難しいです。価格が上がれば上がるほど「どうせならもっと値上がりしてから売りたい」という欲が出てしまうからですね。
「さらなる値上がりを待っていたのに、気づけば価格がどんどん下がってしまった」という話をよく聞きます。
売り時を逃さないためにも、自分なりのルールを決めてみてください。
- ビットコイン価格が〇〇円になったら売る
- 含み益が〇〇円になったら売る
- 〇〇年後に利益が出ていれば売る、出ていなければ保有継続
自分の投資目的や戦略を再確認しましょう。
ビットコインをほったらかしで運用する方法3選
「ビットコインのほったらかし投資についてはよく理解できたから、そろそろやり方を教えてほしい」と思っている人もいるでしょう。
この章では、ビットコインをほったらかしで運用する方法を3つ紹介します。
- 一括投資
- つみたて投資
- レンディング
1つずつ見ていきましょう。
1.一括投資
一括投資は、ビットコインを一度に大量購入する方法です。
「安いときにたくさん買って、高くなったら売る」というシンプルな戦略ですね。
- 価格が下がっているときに大量購入
- 価格が上がるまでひたすら待つ
- 高騰したタイミングで売却する
一括投資は、いかに市場の波に乗れるかが成功の鍵になります。うまくいけば1番利益を出せる方法ですが、暴落すると非常に大きな含み損を抱えてしまいます。
リスクを理解したうえで、慎重に投資しましょう。
2.つみたて投資
つみたて投資は、定期的にビットコインをコツコツ購入しつづける方法です。
価格の変動に左右されず、長期的な視点で資産を増やしていく戦略ですね。一度設定してしまえば、毎月決まった額のビットコインを自動で購入できるので、手間がかかりません。
また、つみたて投資は「ドルコスト平均法」とも呼ばれており、長い期間をかけて少しずつ買うと取得価格が平均化されます。このつみたて期間が長くなるほど、価格変動の影響を受けにくくなり、安定していきます。
投資は銘柄だけでなく時間を分散させることも重要なので、長期的な安定がほしい人はつみたて投資がおすすめです。
3.レンディング
レンディングは、保有しているビットコインを他者に貸し出し、金利収入を得る方法です。
リスクが比較的低く、安定した収入を望めます。しかし、貸し出している間は売却できないので、価格が急騰したときに利益確定を逃してしまう可能性があります。
貸し出している個人や企業が破綻するリスクもあるため、全額をレンディング運用するのはやめましょう。
「株式投資の配当金のような不労所得を得たい」という人におすすめです。
レンディングについては以下の2記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
ビットコインのほったらかし投資をするうえでの注意点
ビットコインのほったらかし投資は初心者でも簡単にできる方法ですが、もちろんリスクもあります。
この機会に注意点も抑えておきましょう。
- 必ず儲かるわけではない
- 暴落時に感情的になって売ってしまう可能性がある
- 利益が大きくなると売却時の税金も大きくなる
- 仮想通貨取引所の倒産リスクがある
1つずつ解説します。
1.必ず儲かるわけではない
ビットコインのほったらかし投資は、必ず儲かるわけではありません。市場は常に変動しているからです。
ビットコインはボラティリティ(価格変動率)が非常に高いので、価格が大きく上がることもあれば、大きく下がることもあります。
「投資したときよりも価格が下がる可能性がある」ことを頭に入れておきましょう。リスクを受け入れられる範囲で投資してみてください。
2.暴落時に感情的になって売ってしまう可能性がある
ビットコインが暴落すると、感情的になって損切りをしてしまう人がいますが、非常にもったいないです。
たしかに暴落を経験するのはつらいことです。しかし、過去に大きな暴落が何度あっても、ビットコインは時間をかけて価格を戻してきました。
そのたびに「やはり売らなければよかった…」と後悔する人を、僕は今までに何人も見てきました。
投資には冷静な判断が欠かせません。暴落に動揺してしまう人はチャートをできるだけ見ないようにし、長期目線で未来だけを見据えましょう。
3.利益が大きくなると売却時の税金も大きくなる
仮想通貨で出た利益は総合課税の対象なので、給与などの所得とあわせた額に応じて税率が決まります。このときの所得が大きければ大きいほど、支払う税金も多くなってしまうのです。
以下の表をご覧ください。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円未満 | 5% | 0円 |
195万円~330万円未満 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円未満 | 20% | 427,000円 |
695万円~900万円未満 | 23% | 636,000円 |
900万円~1,800万円未満 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円未満 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
4,000万円以上になると、45%の税金を払わなければならず、利益の半分近くをとられてしまうのです。さらに住民税の10%があわさると55%になります。明らかに高すぎますよね。
仮想通貨の税金が高すぎる問題に対しては、2023年に税率を20%まで引き下げる要望書『仮想通貨税制変更に関する請願』が提出されています。この要望が通れば、税率の高さは大幅に改善されます。
税率が20%になるまでは、大きく利益を確定させるのは避けたほうがよいでしょう。
4.仮想通貨取引所の倒産リスクがある
仮想通貨を保管している取引所が倒産するリスクも忘れてはいけません。
過去には大手取引所の倒産により、多くの投資家が資産を失いました。取引所の安全性は常に確認する必要があります。
あなたの資産を守るために、複数の取引所に分散して保管しましょう。また、取引所だけでなく個人ウォレットの利用も考えてみてください。
可能なかぎり安全な策をとることが、成功の秘訣です。
ビットコインのほったらかし投資に向いている人・向いていない人
この章では、ビットコインのほったらかし投資に向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
向いているのは以下のような人です。
- 長期的な目線を持てる人
- 価格の変動に動じない人
- 余剰資金がある人
長期的な目線を持てたり、価格の変動に動じない人は向いています。また、余剰資金(生活費や緊急時に使うお金を除いた、当面使わないお金)がある人も心に余裕を持って投資できるので、ほったらかしに向いています。
一方、向いていない人は、向いている人と真逆の特徴を持つ人です。
- 短期的な利益を求める人
- 価格の変動に焦ってしまう人
- 余剰資金がない人
上記に当てはまる人は、ほったらかし投資を始めてもうまくいかない可能性が高いです。
自分に向いているか・向いていないかを確認したうえで、始めるかどうかを判断しましょう。
ビットコインのほったらかし投資におすすめの仮想通貨取引所4選
ビットコインのほったらかし投資におすすめの仮想通貨取引所を4つ紹介します。
- GMOコイン
- コインチェック
- ビットフライヤー
- bitbank
1.GMOコイン
GMOコインは日本円の入出金手数料、外部への仮想通貨の送金手数料が無料のお得な取引所です。
ビットコインを取引所で安く購入できるため、手数料をおさえてコツコツ購入していきたい人におすすめです。
1日500円からつみたて投資ができたり、仮想通貨を預けて利息がもらえたりもするので、まさにほったらかし投資に向いている取引所といえるでしょう。
2.コインチェック
コインチェックは5年連続アプリDL数No.1の大手取引所です。
参考:App Tweak調べ。対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年〜2023年
大手証券会社のマネックスグループが親会社であるため、非常に強固なセキュリティが確保されています。
月1万円からつみたて投資ができたり、貸暗号資産サービスを使って利息をもらえたりします。
3.ビットフライヤー
ビットフライヤーはビットコインの取引量が国内No.1の大手取引所です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
ビットコインの取引が活発に行われているので、取引が成立しない可能性はとても低いです。買いたいときに買い、売りたいときに売れるということですね。
1日1円からつみたて投資ができるので、最少金額で積み立てていきたい人におすすめです。
4.bitbank
bitbankは仮想通貨の取引量が国内No.1であり、毎日とても多くの取引が行われています。
参考:2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
38種類の銘柄を取り扱っているため、ビットコイン以外への分散投資も行いやすいです。
ただし、つみたて投資ができないため「自動で毎月コツコツ購入していきたい」と考えている人には向いていません。
ビットコインのほったらかしに関するよくある質問
最後にビットコインのほったらかし投資に関して、多くの人がもつ疑問をいくつか取り上げてみました。
投資額はどれくらいが適切ですか?
適切な投資額は、あなたがリスクをどこまで受け入れられるかによって変わります。
僕が考える理想の投資額は以下です。
- リスクをおさえたい人は総資産の5%未満
- リスク・リターンのバランスをとりたい人は総資産の5%~10%
- リスクをとってでも高いリターンを目指したい人は総資産の10%以上
一般的には、全資産の5%ほどを仮想通貨に割り当てるのが無難でしょう。
僕は総資産の50%ほどを仮想通貨に投資しています。リスクをとってでも高いリターンを目指したい人は、参考にしてみてください!
長期保有と短期売買ならどちらがおすすめですか?
ビットコインに限らず、仮想通貨投資は長期保有がおすすめです。市場の動きに左右されず、じっくりと成長を見守れるからです。
長期保有の具体的なメリットは以下のとおり。
- 長期的な値上がりによる利益を狙える
- 短期的な暴落に振り回されない
- 投資の精神的なストレスを減らせる
対して、短期売買は価格の変動を予測し、良きタイミングで売買をくり返さないといけない分、リスクも高くなります。
まずは長期保有からスタートしてみてください。そこから経験を積んで、ある程度自信がついた人は短期売買にも挑戦してみるとよいでしょう。
ビットコイン以外でほったらかし投資をするなら、どの銘柄がおすすめですか?
イーサリアムがおすすめです。時価総額2位の銘柄であり、知名度や人気、将来性が非常に高いからです。
これまでのイーサリアムの実績は以下のとおり。
- 直近5年間で価格が40倍になっている
- すでにイーサリアム上でさまざまなサービスが生まれている
- 500社以上の企業がイーサリアム活用に向けて動いている
ビットコインとは異なる役割・価値を持っており、将来性が期待されています。
僕個人としても非常に推している銘柄なので、分散投資先に迷ったらイーサリアムを選んでみてください!
ビットコインとイーサリアムの違いについては、以下の記事でくわしく解説しています。
まとめ:ビットコインのほったらかし投資は最強です!
ビットコインのほったらかし投資は、初心者でも利益を出しやすい最強の投資法だとわかってもらえたでしょうか。
最後にほったらかし投資のメリットをもう一度まとめます。
- 長期的な値上がりが期待できる
- 初心者でも簡単にできる
- 精神的な余裕を持てる
- 保有している間は税金や手数料がかからない
ビットコインは2024月4月8日に一時1,100万円まで達し、さらなる盛り上がりを見せています。4月20日には半減期が来るので、今のうちからビットコイン価格に注目してみてください!
半減期による仮想通貨バブルが起これば、2年以内に史上最高値更新を目の当たりにできるでしょう。
仮想通貨投資を始めてみたいと思った人は「【超初心者向け】仮想通貨投資を始めるために必要な4つのステップを完全解説!」を参考にしてみてください。